佐藤夕翔さんと吉原大夢さん(物質創成・基礎科学プログラム、修士課程1年)が「第35回日本エネルギー学会大会」にてポスター発表賞を受賞しました
2026年 8月 6 日から7日にかけて東京都市大学世田谷キャンパス(東京都世田谷区)で行われた第35回日本エネルギー学会大会のポスターセッション(8月7日)において,大学院総合学術研究科 物質創成・基礎科学プログラム 修士課程1年,佐藤夕翔さんと吉原大夢さんがポスター発表賞を受賞しました。本賞は,大会参加者の投票により,優れたポスター発表として選出されたものです。
佐藤夕翔さんは,SDGsやnet zeroにエネルギー供給面から貢献できるものとして,米油由来のバイオディーゼルに注目し,その精製過程の効率化に向けて研究しています。低温で固体を析出させ,それを分離することで低温流動性が高いバイオディーゼルを得られ,より低温地域での利用が可能となります。今回の発表では,精製冷却時に温度スイングすることにより,固体中の液体成分を排出させ,低温流動性の高い液体の回収効率化できる可能性を示しました。
吉原大夢さんは,温室効果ガスの分離回収に貢献できるものとして,ハイドレート化ガス分離法に注目し,そのプロセス効率化に向けて研究しています。ガスハイドレートは低温・高圧下で水がカゴ状構造を形成する中にガス分子を取り込んだ氷状化合物であり,温室効果ガスを取り込み,分離することができます。今回の発表では,ハイドレート中の温室効果ガス濃度が温度の上昇とともに高くなることを利用し,スラリーを多段分解すること提案しました。そのための塔型装置を試作し,多段分解・濃縮操作の可能性を示しました。
発表者:佐藤 夕翔(新潟大学大学院総合学術研究科・修士課程1年)
(指導教員:多島 秀男 准教授)
演題名:米油由来バイオディーゼルにおける温度スイングを用いたウィンタリゼーション工程の効率化
発表者:吉原 大夢(新潟大学大学院総合学術研究科・修士課程1年)
(指導教員:多島 秀男 准教授)
演題名:塔型装置によるハイドレートスラリー多段分解・濃縮操作の検討

吉原大夢さん(左)と佐藤夕翔さん(右)